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Q. シーリング材にはオキシム系とアルコール系があると聞いていますが、違いは何ですか?

A. オキシム系はプラスチック・アクリルなどの樹脂の接着に使用した場合は、ソルベルトクラック(溶剤亀裂)と呼ばれる傷が入ります。アルコール系は、プラスチック・アクリル系などの樹脂に使用するものです。すなわち、人造の大理石などには脱アルコール系の商品が適応しているということになります。硬化時の臭いに大きな違いがあります。オキシムタイプは硬化反応中に強烈な酢酸臭を生じるので、密室での施工には向きません。アルコールタイプはわずかな臭いがありますが、硬化中にはほとんど臭いを発生させません。
 

Q. 中国での接着剤の在庫品を教えてください。

A. 中国事務所には、エポキシ樹脂系の接着剤のEK-500。墓石用の弾性接着剤のストンコークR。緊急充填接着剤のクイックメンダ―とクイックセット。この4種類が在庫としてあります。
 

Q. 石材にホームセンターで売られているウレタン系弾性接着剤を使用しても大丈夫でしょうか?

A. 当社で販売している接着剤は全て石材用の接着剤です。石材用の接着剤は使用後に油シミなどの汚染が無く、必要とされる強度も考え設計製造されています。石材用と記入されていない接着剤は、油シミなどの対策がされているのかわかりかねるので、当社としてはお勧めいたしません。
 

Q. エポキシ系の接着剤を使用して墓石の耐震施工をすると、強度は上がりますか?

A. エポキシ系の接着剤は接着力や対候性にも優れているため耐震施工としての接着力としては十分ですが、最近の地震対策としては、耐震よりも減震・免震施工が主流となっており地震の力に抵抗するのではなく地震の力を吸収(減震)することで本体への影響を少なくする免振方法です。この施工方法には弾性接着剤(EMS-20・ストンコークR)を利用いたします。
 

Q. 夏になると目地をコーキングする際に目地部分が、後で膨らむことが時々あります。原因は何ですか? また、どのように対応すればいいですか?

A. 夏場は、墓石が太陽に熱せられ熱くなっています。そのため中の空気が膨張し、中からコーキングの薄い部分を押し膨らませることがあります。これを防ぐには、一部コーキングをする部分を残して一定時間放置して下さい。しばらくしてから残した部分をコーキングして頂くと熱膨張を防ぐことが出来ます。
 

Q. 接着剤の塗布面に注意することはありますか?

A. 接着剤の塗布面に汚れや水分の付着、防水・防汚剤などの塗布がある場合には十分な接着力を得ることが出来ません。接着面には何も付着することがなく、完全に乾燥した状態で接着剤を塗布するようにして下さい。
 

Q. 接着剤の使用期限はどの位ですか?

A. 製品により変わりますが一般的に冷暗所で未使用の場合で約1年です。2液混合型のエポキシ接着剤の場合表面に油が浮く場合がありますが、しっかりと混合して頂ければ何も問題はありません。1液性の接着剤は開封後に空気中の水分を吸って、硬化が始まりますので蓋をしっかりと締めたうえで、極力早く使用するようにして下さい。
 

Q. 接着剤で目地厚1と3では接着面積が一緒の場合に強度は変わりますか?

A. 接着剤の強度は接着面積により変わりますので同じ面積であれば接着力は同じです。ただし厚みがある分接着剤自体の強度と耐久性が出ますので経年劣化の観点から厚い方が強いと考えられます。また、減震免震施工に用いる弾性接着剤の場合は、厚みがあるほど弾力性に富み減震免震施工の効果があがります。
 

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